種  類


鋼 材

一般鋼材(黒皮材)
黒皮と言われるものは炉から出てきた鋼片を成形・圧延(熱間圧延)工程後、急速に表面温度が下がるために形成される酸化皮膜の事です。 スケールとも言われるもので、この酸化皮膜をつけた状態で流通している鋼材が黒皮材。JIS規格では一般構造用圧延鋼材の名称で、各種成分構造により数種類の材質がありますが、普段使われる材質はSS400と呼ばれる材質のものです。

磨き鋼材(ミガキ)
黒皮鋼材と対象的な呼ばれ方をする鋼材です。熱間圧延材を更に酸洗処理をした後、冷間(常温)での圧延、ダイス(金型)を使った引き抜きと言う方法で製造されます。黒皮鋼材と比べ寸法精度、真直性を向上させた光沢のある材料ですが錆びやすいのが欠点で、油分を塗布しての保管が必要になります。

◆ 丸鋼・平鋼・角鋼
黒皮材で各形状を表現するための呼び方です。材質はSS400材とS45C材(平鋼・角鋼はS50C)などがあります。最終加工形状に近いカタチが選ばれます。

◆ 形鋼材
主にフレームの製作、建築材料に用いられる鋼材です。 カタチは主に4種類がよく使用されます。各名称は切断面のカタチを英文字になぞらえて呼ばれています。

一般型鋼材


-アングル鋼 
  L型のカタチをしてる山形鋼とも言われる鋼材です。基本的には縦・横2辺が等しい鋼材ですが、2辺の長さが違う不等辺アングル鋼もあります。 等辺アングルでサイズ限定ではありますが、赤色のさび止めを塗布したものや亜鉛メッキ(ドブ漬け品)されたものもあります。

アングル

-チャンネル鋼 
 コの字型になっている鋼材です。軽溝形鋼(軽ミゾと呼ばれる)と同じようなカタチをしていてもこちらは厚みがあり、全く違った材料なので注文ではご注意!サイズ限定で赤色のさび止めを塗布したものや亜鉛メッキ(ドブ漬け品)されたものもあります。

チャンネル

-エイチ鋼 
  H型をした鋼材です。 更に幅の分類が3種類あり、縦の長さと横の長さの比率 によって名称があります。縦と横の長さが1 : 1の広巾と呼ばれるもの、縦の長さと横の長さが1 : 1.3~1 : 1.6位の中巾、1 : 2~1 : 3位の細巾があります。

エイチ

-アイ型鋼
 エイチ鋼の細巾タイプに近い形鋼材で、”ジョイスト””アイビーム”とも呼ばれる。外側(フランジ)部分より真ん中の梁(はり)部分にあたる(ウエブ)に行くほど鋼材の厚みが出るように成型され、剛性を持たせているのが特徴です。

アイ型鋼

◆ 軽量形鋼
厚み1.2t~4.5t程度の鋼板を折り曲げ加工されている鋼材です。主に軽量建築資材として販売されています。

・ リップミゾ形鋼
冷間鋼板をCの字形に曲げて成型されている鋼材です。コの字にもう一段、10~25mmの幅で上下90度内側に折られており、コの字に成型されている軽ミゾと呼ばれている鋼材とは別物。殆んどが建築資材で使用され、基本的に流通するものは赤色のさび止めが塗布されています。

リップ溝

◆ 異型棒鋼
ブロックを積む時に使用する崩れ留めやコンクリート成形の柱となる骨組用鋼材。丸鋼表面に凸凹が着いている棒鋼です。

一般鋼材・ミガキ鋼材

平鋼
丸棒
六角鋼

鋼管
–丸鋼管
–四角鋼管
–鋼管継ぎ手
鋼板類
–鋼板・縞板
–エキスパンドメタル
–パンチングメタル
特殊鋼
–SUJ-2
–SCM材

-SPHC (黒皮材普通板)
ホット材とも呼ばれている鋼板の基本となる材料で、鋼板表面にはスケールと呼ばれる濃いグレーの皮膜がついています。曲げ加工を施すとR部分とその周辺の黒皮は剥がれてしまい、グレーの下地が見えてくるのでそれと分かります。伸びが良いので薄板であれば小さなRでも曲げることも可能で、鋼板のなかでは加工性がよく一番安価な鋼板です。保管はそのまま放置でも錆びにくいですが、時間がたった場合や梅雨時期など結露をするとやはり錆びがきます。

-SPHC-P (酸洗鋼板)
”サンセン”または”サンアライ”と言われる鋼板です。記のSPHC鋼板(黒皮鋼板)の黒い表面膜を除去し、塗装やメッキの”のり”をよくするために処理されたものです。材質はSPHCそのままなので曲げ等の加工性は同じです。そのままにしていると結構早く錆びてくるので、保管 には油分の塗布が必要になります。グレーに近い色をしています。

-SPCC (ミガキ鋼板)
SPHC鋼板を表面処理(黒皮除去)して更に冷間(常温)で伸ばして厚みに精度をもたせた鋼板です。冷間加工(伸ばし加工)により材質が硬くなるので、カチッとした急激な曲げには不向きです。黒皮が無い状態なので錆び易く、油等塗布しての保管が必要になります。部品等の用途でメッキをして使用します。色はシルバー。

-SS400鋼板
黒皮材は一般に出回るSPHC材のほかに一般鋼材の記号と同じSS400(一般構造用圧延鋼材)と同じ材質の鋼板です。ミルシートにもこの記号が印字されます。

-亜鉛メッキ鋼板
–ガルバリウム鋼板
ガルバと略して呼ばれることもあり、鉄の素地にアルミニウム・亜鉛・シリコン成分からなるメッキ層でコーティングされた2次加工品です。建築素材でもよく紹介されていますが、軽量・耐食性があり、加工後のメッキ処理が不要のためひと手間省けるのがメリットです。

–ZAM(ザム)鋼板
ガルバリウムと言う名称はアメリカのメーカー製品名に対して、こちらは日本メーカーの製品名。亜鉛(Zink)・アルミニューム(Aluminum)・マグネシューム(Magnesium)のスペル頭文字を組み合わせての名称のようで、こちらも鉄素地に合金メッキを施した2次製品です。ガルバと比べてどちらが良いのかは良くわかりませんが、HPを見て比べてみるのも面白いかもしれません。曲げ加工した場合は伸ばされた部分のメッキ層が剥がれるといった事はないようです。

金型

金型とは、素材の塑性または流動性の性質を利用し成形加工して製品を得るための、主として金属素材を用いてつくった型を総称します。
例えば、自動車のボディーは、金属板をプレス金型によって成形加工することで出来上がります。また、電話機など樹脂製品はプラスチック材料を金型によって射出成形することで出来上がります。このように金属、プラスチック、ゴム、ガラス等の素材を、それぞれ目的とする製品の成形加工用に使用されるものが金型で、金型の品質如何が製品の良否を決定づけるものなのです。したがって、金型は製品の産みの親などといわれています。

-プラスチック用金型
プラスチック用は、射出成形、圧縮成形、移送成形、吹込成形、真空成形等の各種金型に分類され、プラスチック材料を加工して家電、自動車、雑貨類等あらゆる部品の製造のために使用されています。加工される部品の主なものにテレビ、OA機器、家電製品等があります。
加熱して溶かしたプラスチックを金型の中に充填し、金型内で冷却をして製品を成形します。テレビ画面の枠やリモコン、自動車のバンパー、水色のバケツなど、私たちが暮らしの中で見かける製品の多くがプラスチック用金型で作られています。

-ゴム用金型
ゴム用金型は、合成ゴム、天然ゴムを材料として、工業用部品、自動車部品、履き物等の製品のために使用されます。成形される部品の主なものにタイヤ、キーボード、靴等があります。
合成ゴム、天然ゴムを加熱した金型で成形します。成形される部品の主なものに自動車のタイヤや窓枠のパッキン、キーボード、靴底、Oリングなどがあります。

-プレス用金型
プレス用は、抜き型、曲げ型、絞り型、圧縮型などに分類され、材料である鋼板、非鉄金属などを加工し、自動車、家電、雑貨など多方面にわたる部品の製造のために利用されています。
プレス機械の中に金型を取り付け、その間に金属などの素材を入れて大きな圧力でプレスすることによって、素材に金型の形状が転写されます。自動車や冷蔵庫のボディ、フォークやスプーン、硬貨などもプレス用金型で作られています。

-鍛造用金型
鍛造用は、熱間鍛造、冷間鍛造等の型に分類され、棒網材、非鉄金属等を材料として自動車の重要保安部品、建設機械部品等の製造のために用いられています。加工される部品の主なものに自動車のクランクシャフト、オートバイ部品、ジェット機のファン等があります。
鍛造とは字のごとく鍛えて造るということですが、「鉄は熱いうちに打て」ということわざがあるように、金属を叩くことにより強度を高めると同時に、任意の形に形状を変えることを言います。金属を高熱で加熱して行う「熱間鍛造」に対し、金属を加熱せずに常温に近い温度で行う「冷間鍛造」という加工法があり、自動車のクランクシャフトやコネクティングロッドが鍛造用金型で作られています。

-鋳造用金型
鋳造用は、シェルフモールド、ロストワックス、重力鋳造、圧力鋳造等の各種金型に分類され、アルミ合金等を材料として、工業用部品、建設機械部品、農業機械部品等の製造に用いられています。
加熱して溶けた金属を砂などで作った型に流し込み、冷えて固まった後、型から取り出す鋳造は、紀元前3千年ごろ、メソポタミアで生まれました。日本へは紀元前300年ごろに伝わり、神様を祭る道具や権力を示すために使用されました。奈良のシンボル的存在の大仏も鋳造で作られています。金型による鋳造は、繰り返し使う事ができるので、経済的で、砂型よりも精度の高い製品を作る事ができ、大量生産を必要とする部品の製造に適しています。

-ダイカスト用金型
ダイカスト用は、鋳造型の一種で、材料であるアルミ合金、亜鉛合金等を加工し、自動車、精密機械、家電等の部品を製造するために用いられます。加工される部品の主なものに自動車のエンジン回り、カメラのボディー等があります
加熱して溶かした亜鉛、アルミニウム、マグネシウムを金型の中に充填し、金型内で冷却をして製品を成形します。生産性が高く複雑な形状の製品を作る事ができる鋳造方法の一つです。自動車のエンジンやトランスミッションのケース、アルミホイール、衣服などに用いるファスナーもダイカスト用金型で作られています。

工業用コイル

スリッターコイル

スリッターとレベラーとシャーリングこのロールを縦に分割し、必要な幅にします。輪切りにした形になります。これが 『スリッター』と呼ばれる作業工程です。要求された大きさに切る前に、平面にしなければ
なりません。ロール状で到着した鉄板は、ロールを解いても平面ではなく曲面なのです。この曲がった鉄板をまっすぐ平面にするのが『レベラー』です。平面にしたものを必要な大きさにカットするのが
『シャーリング』です。コイルセンターはお客様の要望通りの大きさ、形、厚さの鉄板を出荷します。シャーリングしたものを出荷するということです。